親が子供を不合格にさせる
こんにちは!
りょうです!
「あなたは今すぐに
高校受験のシステムに関して
お子さんに今すぐ的確に説明できますか?」
実は、
この質問を私の塾の三者面談にて投げかけて
「はい。説明できます」
と答えられた親御さんは
10人にひとり程度しかいませんでした。
「受験するのは
私じゃなくて本人だから」
これがよく見られる
親御さんの考えです。
確かに、
受験を受けるのも
勉強をするのも
お子さん本人です。
しかし、
ご家庭において、
お子さんの進路を相談するのは誰ですか?
お子さんとあなたですよね。
つまり、
あなたもお子さんの進路選択に足して
大きな影響力を持つ一人なのです。
にもかかわらず、
もしあなたが高校の入試制度に関して
一切の知識を持っていなかったら
お子さんはどのように感じるでしょうか?
「不安」
お子さんのこの心情を
ますます大きくさせていくことになります。
お子さんにとって
最も頼りになる存在は
あなたなのです。
しかし、そのような立場にいるあなたが
「受験に関してはあまり知らない」
という状況では、
お子さんからの信頼を
簡単に切ってしまっている
ということになります。
そうした小さな不安があだとなり
お子さんの受験が
不合格
ということにまでつながっていくのです。
逆に、
あなたが高校受験に関して
詳しく説明できるという状況であると
お子さんは安心して
あなたに頼ることができますよね。
あなたのお子さんはまだ中学生なのです。
まだまだ心身ともに
未熟な点だらけです。
そんな環境で、
「母(父)は信頼できる」
という状況を作ってあげることは
お子さんが安心して
かつ
集中して
勉強に取り組むことのできる
大きな要素になります。
結果的に
お子さんの勉強がはかどっていき
順調に偏差値を上げ、
第一志望校合格
という結末を迎えることになるのです。
これほどに、
あなたが高校受験の制度に関して
知っているか知っていないか
ということは
大事なポイントになってくるわけです。
さて、
ではここからは
都立高校受験の最新の制度について
ご説明していきますね。
東京都立高校の入試制度
都立高校の入試は大きく分類すると、
「推薦入試」と「一般入試」に分けられます。
普通科は
募集定員が男女別に決められていますが、
専門学科、
総合学科、
普通科のコース制・単位制は
男女合同の選抜となっています。
推薦入試について
都立高校の推薦入試は、
いわゆる学力テストがなく、
一般入試に先んじて
1月下旬
に行なわれるため
人気が高く
非常に狭き門となるケースが多いようです。
推薦入試には
「一般推薦」と「文化・スポーツ等特別推薦」
があります。
都立高校の推薦入試の募集人数は、
普通科で募集定員の20%(コース制30%)まで、
となっています。
都立高校の推薦入試は
どのような方法で選抜されるのか、
選抜に用いる資料や選抜方法について説明します。
面接・集団討論の他に、
調査書、個人面接及び集団討論、
作文・小論文・実技等の検査は、
各学校が定めた基準により点数化され、
その合計点(総合成績)によって選考されます。
その際、調査書点の
総合成績に占める割合の上限は
50%までとなっています。
各学校により
調査書や検査の配点は異なります。
以前はほとんどの学校で、
調査書(内申点)の割合が
高い推薦入試の選抜でしたが、
現在は
調査書の配点の割合が
全体の50%までとなっています。
また、どの高校でも面接・集団討論のほか、
作文や小論文・実技などの検査が
必ず実施されるようになっています。
これらの検査の結果が
配点の50%以上を占めているため、
事前の準備を十分にしておけば、
内申をカバーでき、合格のチャンスは広がってきます。
一般入試
都立高校の一般入試は
学力検査点と調査書点を
合計した総合得点順に選抜されます。
全日制課程の場合、
原則として学力検査点は700点、
調査書点は300点、
総合得点は1000点満点です。
面接や実技を実施する学校では
さらにそれらの得点も
加えた総合成績順に選抜されます。
1. 調査書
3年次の9教科の評定を使用し、
下記のように調査書点を算出します。
① 換算内申を算出
入試科目である5教科はそのまま積算し、実技4教科は2倍します。
※従来実技4教科を
1.3倍していました(51点満点)が,
平成28年度入試から
上記のような計算方法に変更されました。
② ①で算出した換算内申を300点満点に拡大
2. 学力検査
学力検査は
5教科(国語・数学・英語・社会・理科)で、
各教科100点満点です。
5教科合計の得点を
700点満点に拡大した数値が
学力検査点となります。
※以前は一部の学校が
3教科入試(国語・数学・英語)を行っていましたが、
28年度より
全日制課程は原則として
全校が5教科入試となりました。
また、学力検査と内申の比重についても、
全校が7:3に統一されました
(以前は「7:3」「6:4」「5:5」「4:6」の中から各校が選択)。
定時制課程の入試科目は
3~5教科の間で各校が選択、
学力検査と内申の比重は「7:3」または「6:4」の
いずれかを各校が選択しています。
入試問題は
基本的には全校共通ですが、
国・数・英の3教科を
独自の問題で行う
グループ作成問題実施校もあります。[グループ作成問題実施校]
進学指導重点校 | 日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立 |
進学重視型単位制高校 | 新宿・墨田川・国分寺 |
中高一貫教育校 | 大泉・富士・白鴎・両国・武蔵 |
各グループ内は
基本的に同一の問題ですが、
一部各校独自の問題に差し替えられることもあります。
3 各校独自の検査(面接・作文・小論文・実技など)
一部の高校で実施されます。
実施する場合は、
点数化して合計点に加えられます。
都立高校の選抜は
学力検査点と調査書点の合計点(総合得点)
で行われます。
実際の入試と同じ計算方法で
判定を行う都立Vもぎで
合格の可能性を確認すると良いでしょう。
今回の内容は以上になります。
本日は「親が高校受験について
知っていることの重要さ」
についてお話してきました。
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何度も言いますが、
あなたが高校受験の情報に関して
何も知識がないと
結果的にお子さんの
高校受験の
第一志望校不合格にもつながります。
一方で
あなたが高校受験の情報に関して
最低限、上記に書いたような情報を
知っていれば
結果的に
お子さんの合格率は上がります。
上に書いた
高校受験の制度について
あなたが理解するだけで
お子さんの合格率が上がる
ということです。
こんなに簡単なことなので
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