6時間分の勉強を1時間で済ませる〇〇

こんにちは!

 

りょうです。

 

 

 

 

 

今日あなたのお子さんが、

 

「今日は10時間も勉強したよ~」

と、報告してきました。

 

 

あなたがこれを純粋に言葉通り受け取り、

喜んでいいのでしょうか?

 

 

 

これには議論の余地があります。

 

 

人間の脳は、

一つの物事に集中して取り組める時間は

1時間30分と言われています。

 

 

 

 

つまり、言い換えるならば

1時間30分勉強したら、適度に休憩をはさめ

ということです。

 

 

 

お子さんが本当に

「10時間勉強してきた」というなら、

永遠に一つの物事に取り組んでいられる人

 

ということまで意味してしまいます。

 

 

 

もちろん、そのようなことができる人間は

存在しないですよね。

 

 

つまり、お子さんが言う10時間は

おそらく、だらだらと過ごした時間も含めると

 

実質では2時間程度の勉強にしなっていないでしょう。

 

 

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これから私がお話しすることは、

勉強の時間をできるだけ少なくするものの

勉強の質をはるかに向上させていくためのコツ

 

になります。

 

 

 

よく私の経験上、何度もしてしまった

勉強方法の過ちがあります。

 

 

「その日に何をやるかを決めないで勉強開始」

 

 

ということです。

 

 

 

これがなぜいけないかというと、

「物事の終わりが見えない」状態

 

これはつまり

 

 

前の記事でお話しした、

「目的が明確になっていない」

という状態になっているからです。

 

 

 

その日に終わらせるべきことや

達成すべきことが明確になっていないと

 

 

どうしても勉強の質は下がり、

その一方では

時間は余分にかかて行く

 

 

ということが起きます。

 

 

 

逆に、

「その日に終わらせるべきことは何か」

「その日に必ず覚えるべきことは何か」

 

 

ということを明確に設定してから一日の勉強を始めると、

勉強時間は一気に短縮する一方で、

勉強の質は飛躍的に向上します。

 

 

私も、この方法を実践してからは、

これまで一日なんとなく勉強で過ごしていた

時間が

時間にまで短縮してしまい、

 

 

さらに、

より、理解度が上がり

暗記力の向上

 

につながっていきました。

 

 

 

 

大切なことは、

「その日に何としても片づけなければならない課題を

勉強を始める前に設定する」

 

ということです。

 

 

 

ここで、さらに勉強の効率を上げる工夫を

あと二つお教えします。

 

 

一つは、

一日一日の勉強の課題を設定することに慣れたら

一週間、つまり七日間の課題を

 

その週の初めに設定するようにしてみてください。

 

 

一週間という期間で何ができるか

ということが理解できるようになると

勉強の進行スピードはさらに向上していきます。

 

 

一か月では長く、

予測が立てにくくなってしまうので、

一週間という期間で組み立てていくことが最大のポイントです。

 

 

 

 

 

 

もう一つのポイントは、

一日に設定した勉強の課題が

想定していた時間よりも早く終わってしまった時のことです。

 

 

 

絶対に、

「あ、まだ時間あるしもう少し進めよう!」

と考えてはいけません。

 

 

逆に、

「早く終わらせられた!ラッキー」

と考えるようにしてください。

 

 

これは、実際に

東京大学の人間の行動と意識に関しての研究

でも発表されたことなのですが、

 

 

その日に設定した仕事量よりも

より多くの仕事量をこなしていくと、

長期的に見て、結果的に仕事の質が下がっている

 

という驚愕の事実が発見されました。

 

 

 

これは、その日に「より多くの事をしよう」

という意識を持った時、

 

 

そこの「より多くの事」に関しては

その日の課題として

もともと明確化されていなかった事ですよね。

 

 

つまり、余計な部分を立て続けに行うことで、

一日一日の勉強時間に対して、

不必要な部分の時間が出てきてしまうわけです。

 

 

 

これを長期的に見ると、

勉強の質が下がっていく

ということです。

 

 

 

こうならないためのポイントは、

「一日に設定した課題が

どんなに早く終わっても

勉強はそこでやめる」

 

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ、これを読み終えたらやってほしいことがあります。

 

まず、一枚の紙にあなたのお子さんが行ってほしいと

思えるような高校を書いてください。

 

 

(ここで高校名までわからなかったら、

公立か私立かだけを書いておけば十分です)

 

 

次に、

 

その高校に行かせるために

自分の子供は学力的にどのあたりが足りなさそうなのか

を書き出してみてください。

 

(これは完全な予想でもいいです)

 

 

そしてその紙を見せながら、

晩御飯の前や子供の就寝の前の分だけ使って

 

お子さんの明日の勉強課題について

話してみましょう。

 

 

 

ここでポイントなのは、

必ず、あなたが書いたその紙を

お子さんに見せながら話す

 

ということです。

 

 

 

「子供が最も親を喜ばせたい」

と考えるのは

 

「自分のことを

こんなに真剣にかんがえてくれているんだ」

 

 

と感じた時なのです。

 

 

つまり、その紙を見せながら話すことで

お子さんもきっと真剣になってくれます。

 

 

これは実際に私の塾で

親子でのコミュニケーションが取れなくなった

という相談の時に使う手法なのですが、

 

 

親子で明日の課題を決める

というときの第一歩としても

十分活用できるものです。

 

 

 

 

ただ注意することは、最初はいきなり

そんなに多くのことはできないので

緩やかに課題の量は増やしていってくださいね。

 

 

 

 

本日は以上です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

次回は今回の内容に派生して、

一日一日の勉強の課題をクリアしていくと起きるメリット

についてお話していきます。